2013/02/28

久々の製版

久しぶりにやった気がします。

アルミの枠に化学繊維を張って、乳剤を塗って乾燥させた版に、下の写真の白黒の3つを焼き付ける作業です。白黒の3つは「OHP」というフィルムに印刷したモノです。

























左上のカラフルな絵が「版下」です。
版下とOHPをズレの無いように合わせて置いて、今度は版の方に位置がずれないようにしながらスプレー糊で貼付けます。

白い光を当てると、版に塗った乳剤が固まってしまうので、作業は暗室で行います。

OHPを版に貼付けたら、紫外線照射機で紫外線を当てて、乳剤を固めます。
そしてフィルムの黒い部分は固まらないので、その部分の乳剤を水洗いして落とす、という作業を行います。

コレで意味わかりますかね??

出来上がった版がコチラ


















ちょっと見えにくいですが、絵に見える部分はメッシュになっていて、それ以外の部分は固まっているのでインクなどを通しません。

今回は2色または3色で印刷するので、3種類の版を作りました。
余った場所で以前失敗したコールドチリンも焼いてみました。

上手くいくかどうかは印刷してみないとわかりません。
まず版同士のずれが生じてしまうものなので、それを微調整する実力も問われます。

SOUL FACTORYは、完成デザインでの入稿ももちろん大歓迎ですが、「Tシャツなどにプリントすることを前提としたデザインデータの整理」と「デザインした人の表現したい雰囲気」の両立を強みとにしていきたいと思っています。

こうして窓際に置いて帰って、明日の朝陽で乳剤が完璧に固まります。
そうしたら印刷の際の圧で版が壊れにくいようにするために、版の強化剤を塗って、再度乾燥させたら、版自体は完成です。

そこからインクの調合→印刷という流れになります。

明日が楽しみです!
処女版に初めてインクを通すのは毎回アガりますね♪