2015/06/22

ハーリーTシャツのご用命はお早めに!


あっという間に何日か過ぎてしまいましたが、6月19日は旧暦の5月4日。
この日は毎年海の恵みに感謝し、豊漁と海の安全を祈願する「海神祭」というお祭りが行われます。

そのメインとなるのは「サバニ」と呼ばれる木製の漁船をチームで漕いで競い合う「ハーリー」。




こちらは昨年の映像ですが、時間のある人は是非観てみてください。



何百年も前に中国から渡ってきた習慣だそうで、海人(うみんちゅ※漁師のこと)達がプライドを懸けて競い合い、練習の時点から取材が行われ地元紙では一面を飾る石垣島の最大の祭です。



今年は私の柔術の先生が所属するチームがぶっちぎりで優勝し前人未到の8連覇。



海人同士の戦いがプロ部門だとすると、それに対して一般部門というのもあって、チームを組んで誰でも出場できます。
職場の仲間や友達同士のチームが沢山出場します。

「チーム」となると必要になってくるのがお揃いのTシャツ。

このシーズンが近付くと色んな人に「ハーリーTシャツで忙しいでしょ〜♪」と言われるのですが、残念ながら毎年そうでもないです。何故か。。

海神祭は海人のお祭りで、海人と言えば石垣のTシャツ最大手「海人工房」があります。
背中にでっかく「海人」と描いてあるTシャツで、人気漫画「宇宙兄弟」の中でヒューストンにやってきた日本人大学生が着ている場面があるほど「何かと」象徴的な大ヒット商品。私が初めてそのTシャツを見たのは6〜7年程前に行ったグアムで。当時はブッたまげましたが今はもう慣れました。現在も変わらず島のTシャツ業界の巨人として君臨しています。その「海人」Tシャツは毎年本物の海人の方々には「名前使用料」的な感じで支給されているそうです。

そういった理由から、ハーリーTシャツは「海人工房」さんが作るべきだと個人的に考えているのもあって、積極的に取りに行ってません。毎年1、2件です。

そして何が困るかと言うと、何故かハーリーのTシャツは、納期ギリギリの相談ばかり。。。
今年も5件お断りしました。そのうち残り一週間を切ってからの相談が4件。

オリジナルのTシャツなんてそんな簡単にできないから!

もう1週間早く来てもらえればなんとか間に合わせられる相談もあったのですが。。。

一昨年なんかは海神祭当日の朝、色の真っ黒な海人風のおじさん数人がソウルファクトリーの店の前で開店を待っているという恐ろしい光景が、、、

来年は4月の後半位に「ハーリーTシャツはお早めに!」という新聞広告を打ってみようかなと目論んでます。

今年は島の歓楽街「美崎町」で、物凄く美しい女性達と楽しくお酒が飲めると評判の「南の島の静かなお店」さんの特に美しい女性達と、バーのマスター達の男女混成チームのポロシャツのデザイン・印刷をさせていただきました。

静かで美しいユミコママをはじめ、チームの皆さんありがとうございます!

私が会場に行った頃にはちょうどメインイベントで、皆さんのレースは終わってしまっていたようですが、結果はどうだったのでしょうか?

まあ今度飲みに行きます♪

そして改めて豊漁と海の安全を祈願すると共にもう一度、、、「来年のハーリーTシャツはお早めに!!」

2015/06/09

辺野古基金

八重山地方は梅雨が明けたようです。
ここ半年位やたらと自衛隊のジープが街を走っているのを目にします。

突然ですが、以下「辺野古基金」HPより一部抜粋

「辺野古基金」は、米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設の阻止を目的とした活動を支援しようというもので、新基地建設反対、オスプレイ配備撤回、米軍普天間基地の閉鎖・撤去などを求める「建白書」実現の運動の前進を図るため、物心両面からの支援を行い、「沖縄の未来を拓(ひら)く」ことを目的として設立。普天間飛行場の県外・国外移設を掲げる県政の側面支援に力を入れ、辺野古移設反対を国内外に発信する。

主な活動は、米政府と議会対策。米政府関係者や上下両院の議員へのロビー活動を後押し。シンポジウム開催も検討し、米国の有識者の理解を広める。

沖縄では昨年の名護市長選、知事選、衆院選の四小選挙区全てで新基地反対派が勝利。この結果を示し、「民主主義」の価値観を重視する米国で直接、建設に反対する地元の意思を伝える。

国内では、新聞への意見広告掲載のほか、パンフレット作成などで建設反対を訴える。全国の地方議会にも、政府に対応を改めることを求める決議などで意思を示すよう働き掛ける。

(抜粋終了)

という活動のために設立され、ニュースなどで目にした方も多いとは思いますが、
映画監督の宮崎駿氏をはじめ、
鳥越俊太郎氏(ジャーナリスト)、
佐藤優氏(元外務相主任分析官/作家)、
俳優の故菅原文太氏の妻・文子氏、
石川文洋氏(報道写真家)、
宮城篤実氏(前嘉手納町長)、
呉屋守将氏(金秀グループ会長)、
平良朝敬氏(かりゆしグループ最高経営責任者)、
長浜徳松氏(沖縄ハム総合食品会長)、
の9名の方が共同代表となり、県内、国内、そして米国への訴えを行うための資金の協力を募っています。

そして、石垣及び八重山でこの辺野古基金への協力を求めているのは「辺野古新基地建設中止を求める八重山の会」で、同時に、防衛庁による石垣市内への陸自配備に向けた候補地調査への批判を表明しています。

ソウルファクトリーでは、この度「辺野古基金」への協力をさせていただきました。
何度か外食をガマンして、何枚かレコードをガマンすれば捻出できる程度の額ですが。

この基金への協力ができたのは、というより私が日々なんとか暮らせているのは、日頃ソウルファクトリーをご利用下さっている皆さんのお陰です。その大切なお金の一部の使い道なので、ここでご報告させていただきました。

この島では「政治的な考えを表に出さない方がいい」とよく言われます。この島に限った話ではないですね。特に商売を行う上では。その考えも理解できなくはないです。しかし、自分の信条を明らかにしてもしもそれが理由で仕事が減るならば、その分質素に暮らします。あまりに貧しくオムツ代すら足りないようであればアルバイトにでも行って補います。

原発問題や政府批判を取り上げるアーティストが多くなってきた時期に、「ただの売名行為じゃん」と言い放つ人物を目の当たりにして大変残念な気持ちになりました。
あるアーティストのファンは「彼らは一時期そういうことばっか唄うようになったから聴く気がしなくなった」と。

誰が何を考え何を発信してそれを他人がどう捉えるかは全て自由です。

戦争の無い世の中や豊かな自然を差し出す代わりに得られる金なら要らんわ。
というのが私の基本的な考えです。

しかし金は天下の回りもの、今まで得た金銭の中に私が「要らんわ」と考えるものが含まれている事も理解し、そして納得しています。今後もあるでしょう。
受け取るお金の性質について、自分の中で「ここまではアリ」「ここからはナシ」という線引きをしています。あくまで感覚的なものだし、今後その線の位置は変化するかも知れません。そして(特に個人事業主の場合)商売は結局人と人の繋がりが大きいので、明確に説明することは困難です。

こうした考えを過剰にアピールするつもりもありませんが、本当にそう考えているので、せめてこのブログくらいでは明らかにしておかないと自分の中で自分の行動の整合性が取れなくなってきます。

ということで、これを読んで「そんなソウルファクトリーだったら金使いたくなかったよ」と思った皆さん、騙しちゃったようでスミマセンでした。残りの皆さん、もしもまた機会があればよろしくどうぞ。

私にできることは少ないですが、少ないなりに何かやって行きたいと思っています。






2015/06/04

6月25日一瞬東京行きます。VISIONで会いましょう。

13:30羽田着、翌6:50羽田発。

今回の目的は一つ。
DLさんに会いに行くこと。

3分少々力の限りを尽くして仕事。
あとはゆっくり思い出に浸りたいと思います。