ブログをほぼ更新しなくなってしまっても、一定数の方が毎日見に来てくれているようで有り難い限りです。
最近はまあ色々あるんですが、執心していることの一つがアナログのデータ化。
3年程前にPRO TOOLSのインターフェイス(DIGI RACK 002)を中古で購入(ヤフオクで3万、今なら1万位で買えると思います)したのですが、立ち上げることすらできずただの置物になっていました。
で、今年の3月だか4月だかに「やっぱり動かそう」「ダメだったら新しいの買おう」と思い立ち色々やってみてやっぱりダメで、奥の手として東京のある人物に相談してみました。
そして恐ろしくタイトにヒアリング&レクチャーしてもらい、すぐに動くようになりました。本気で感謝です。
そうしたら(当たり前の話ですが)もっと音のクオリティーを上げたいという欲が出てきはじめて、あとはネットで色々調べながら限られた予算内で機材を補強していた、というのがここ数ヶ月の楽しみでした。
上を目指せばまだまだいくらでもやることはあるでしょうが自分的に一段落したところで、どんな環境が出来上がったのか紹介させていただこうというのが今回の記事の主旨です。
その前に元も子もない結論を。
自分の部屋でリスニングするだけで、自分がその音に満足できるなら別に何でもいいと思います。
クラブでプレイするとしても余程の大箱でプレイするのでなければそんなこだわらなくてもいいのかな。
ショボいミキサーに安物の針でケーブルとかもこだわらなくて、たとえばM-BOXで録音した音源を小箱で鳴らしてもダメってワケではないと思います。
特に今はMP3でDJやる人も増えて自分も含めみんな耳がそれに慣れちゃってるしね。
でもいい音を出そうと頑張ってシステムを組んでいるクラブで、相手の人数はどうあれ人様に自分の持っている音源をお聴かせする機会がある限り、上を目指したいというのはありますね。って言っても私はここ数年アナログでしかDJしてないですが。
今後機会があればSERATOも併用したいと考えてます。
あと、(その市場的な価値に関わらず)縁あって所有することになった大事なレコードを出来る限りいい音でアーカイブしたいという欲求です。
いつかレコード全部手放すかも知れないし。
そしてもしかすると機材屋さんのいいカモなだけかも知れません。
キエるマキュウのブログの過去記事でMAKIさんが書き遺してくれたガイドを中心に色々な方の記事を参考にさせてもらいました。
前置きが長くなりましたが本題へ。
まず電気を取るところから。
コレ一番最後にやったんですが、壁のコンセントを変えました。
パナソニックのWN1512Kというコンセントに。
商品価格500円位。
電気屋さんに工事してもらって工賃1500円。
そのMAKIさんの記事にあった通りに「極性をちゃんと確認して下さいね」とお願いしつつ、以前がどうなってたのか確認したところ、以前は逆さまに設置されてたと。。。危ない危ない、変えてよかった。
交換する前との比較ができないので音の違いはハッキリは分かりません。。。
ここに差している電源タップはOYAIDE OCB-1 ST。
これを改良したものを売っているお店が九州にあってそれを2つ買いました。
一個12,960円。
改造してない正規品は10,000円ジャスト位です。
これは最初に音を出してみたとき「おっ!!」ってなりました。
プラシーボかも知れませんが。
ミキサーはコレかなりイケてます。
太くて活きのいい音が出ます!
RANEのMP24。
1990年代の製品だと思います。
SERATO作ってるあのRANEです。
ヤフオクで送料合わせて22000円。
フェーダーのつまみが無かったりチャンネルによって音が出なかったりと、DJミキサーとしては到底使えないボロボロの一機なので完全にプリアンプとして。
ちゃんと動くものがオークションに出ると海外で400ドル位のようですが、逆にこんな置き方のこんなツマミの形状のミキサーでDJなんかできません。
コイツがウチのシステムの肝ですかね。
大変満足しております。
ここからインターフェイスに音を送るケーブルはBELDEN8423。
ここで使っているのは50cmと短めなので2本で5000円位だったかな?
ある程度のグレードのものになるとケーブルの長さって音質に影響が無いらしいですが(クラブとかスタジオだってかなり長く引いてるだろうしね、、、)、USBケーブルは長さが影響する「らしい」というころで、MAC BOOKとインターフェイスを繋ぐケーブルは、設置場所が制限されて大変不便ですが50cm。
UNIBRAINというメーカーのもの。
確か2500円位。
はい、音の違いは分かりません。
ターンテーブルはTECHNICS SL1200のMK3。
予算が許せばMK6、無理でもMK5がベターっぽいですね。
もっと出せるなら最近 発売されたTECHNICSとかPIONEERのとか、あと100万位するようなのもありますね。
MK5は一台持ってるんですが、たまに片ch出なくなるのでタンスの肥やしにしています。
いつかラインケーブルや電源ケーブルを改造して5にしたいです。
レコードを録音する時はスリップマットを外してゴムマットにしています。
考えてみたら当たり前ですがスリップマットだと滑るので。
オヤイデからもゴムマットが出ていて5000円位しますが、コレは買った時に付属しているテクニークスのもの。奇跡的に一枚出てきました。
YOUTUBEとかで海外のプロデューサーがレコードをサンプリングするシーンとかを観ると皆その辺諸々全然気にしてなさそうですが、J-ROCCはコレやってるという話を聞きました。
自分の耳で聴いても全く違いは分かりません。
針はNAGAOKA DJ-03HD。
上等を求めるならコレか樽屋の白かORTOFONEのゴールドのやつかの3択っぽいですね。勿論全部入手して比較できるほど経済的余裕が無いので、ネットの情報からコレを選択。
値段は16000円位だったかな?
大変満足しております。
軽くて針が飛び易いのでクラブプレイはちょっとしにくいかも。
でももったいないので外には持ち出しません。
電源ケーブルは変えられるモノは「マリンコ」のケーブルに変えてます。
医療機器用の電源ケーブルらしく、安定した電気が送れるそうです。
右上のやつです。
一本3000円位だったかな?
これらを通して取り込むのですが、気を付けているのはPRO TOOLSの音量のレベルメーターが-3db付近にくるようにボリューム調整をすること。絶対に赤のランプが光らないようにする。人によっては-6db前後で録る人もいるようです。もしかするとそっちが正解かも。
バウンスするときは、そりゃビット数もサンプルレートも高いに越した事はないでしょうが、ハードディスクの容量の問題もあるので私は24bit/48khzでバウンスしています。
そうすると例えば4:00位の曲でビットレート1000kbps位、データサイズが30MB位になります。
最後素っ気なくなりましたが以上がアナログのデータ化に関わる話。
どこかのどなたかが同じようなことをしたいと検討していて、もしも僅かでも参考になれば幸いです。
そして「いや、ゴウリキさん間違ってます、コッチの方がいいですよ!」というアドバイスを頂ける方が居れば是非教えて下さい。←コレ重要。
で、少し機材が増えた事でこれまでのようにDJミキサーのPHONOとLINEだけではチャンネルが足りなくなってきました。
そこで初めて卓ミキサーを購入。
MACKIEのONYX820i。
と言っても実は最初搭載されているマイクプリアンプ目当てで買いました。
プラス8chミキサーでこの値段ならいいか、って感じで。
そうしたらマイクプリとしてより普通にミキサーとして重宝してるというオチ。
中古で19000円。
コレはオーディオインターフェイスとしても使えるらしく、もしもDIGI RACK 002が
逝ってしまった時の予備でもあります。
ここを
1.DJミキサー
2.RANE MP24
3.PRO TOOLS
4.サンプラー
5.仕事用macのi tunes
6.マイク
の音が通るので結構満員に近くなってます。
全部同時ってことは無いので当面は大丈夫ですが。
コンプレッサーなどプロセッサーの実機を使用する際にはさらに有難味が増すのでしょうが、そこまで足を突っ込むのはまだまだ先で、当面はPRO TOOLSのプラグインで修行します。
1〜4は録音の際はインターフェイスに直に行くので、このミキサーを通して録音するのはマイクだけですが、一応出力ケーブルはBELDEN。逆にここへの各入力やスピーカーへの出力は録音に関係無いので安いケーブルです。電源ケーブルもヴォーカルを録る時だけマリンコにして普段は普通のやつ。
全部そのパターンで上等なケーブルを使い回してます。
結構面倒なんで揃えたくなってきます。
いいカモです。
スピーカーもFOSTEXの安いモニタースピーカー。
もう10年以上使ってるのかな?
いつかもう少し上等なモニタースピーカーも欲しいし、アンプ買ってデカいスピーカーも欲しいですね〜。
色々物色してるのですが、まあちょっと落ち着けオレ、、、
DJミキサーもDJミックスを作る時用に変えました。
コチラも10年以上使ったVESTAX06は販売レコード試聴用に。
場所取らなくて良かったんだけどな〜。
他人の評価なんて全くアテにならないし、聴き比べることもできないので、
•キャノンケーブルでの出力がある
•電源ケーブルが(何て呼ぶのか分からないけど)台形の3芯のプラグのもの
を満たす中で安く買えるものを物色しました。
一番欲しかったのはALLEN & HEATHで、だけど人気があるからオークションでも高い。
PIONEERは大手過ぎ、そして高いので敬遠。
卓ミキサーと同じMACKIEのDJミキサーが良さそうだなーと思っていたがなかなかモノが出て来ないタイミングで、ECLER(エクラー)というスペインのメーカーのHAK320というミキサーとご縁が生まれ購入。
そりゃー06からの買い替えなんでだいぶパワーアップした実感がありますww
こうやって型落ちやジャンク気味のモノを安く集めて満足していますが、もしかすると私自身がよく馬鹿にしている「安物買いの銭失い」なのかも知れません。
あとはアースを引いた方が良さそうだけど電気屋呼ぶの面倒だしな〜て感じです。
そんなこんなです。
それでは、平和を。