2012/11/25

久々の印刷!

週末の夜ですが皆さまいかがお過ごしでしょうか。
深夜の海賊版Tシャツ製造工場ソウルファクトリーからゴウリキがお届けします。

今日は昼前に一度事務所を開けて、昼過ぎから道場に行ったあと洗濯してたら寝落ちしてしまい、夕食後に再度出勤しました。






今日はTシャツプリント工程を紹介します。
ここ2週間位全く印刷してなかったので、ウォーミングアップを兼ねての印刷です。

まずはインクの素(バインダー)を用意します。

クリーミーで美味しそうでしょ。
クリーミーなのはホントですが全く美味くないです。というかシンナー系の嫌な臭いです。飲んだら死ぬかも。

こいつをプラスティックの容器に取って〜
顔料を混ぜます。
今日は黒に青みかかった色を作りたいので、普通のブラックとネイビーブルーを足します。
インクの種類や、何色のボディーに印刷すると見た目にどういう変化が出るかなどを想定しながらの調合です。

こいつをこねくり回す!
こねくりが甘いとマーブル状になって、印刷時にいきなりサイケデリックな色が出てきたりしちゃいます。
今日は結構こぼしました、、、
スニーカーのソールも、、、


これは08という水性の染み込みインクで、多分皆さんの多くが着ている工場印刷で使う油性インクに比べると地球環境に優しいとのことです。当然油性の方が落ちにくいですが、、
インクの用意ができたら下の印刷台にTシャツをセットします。


このTシャツのセットも熟練が必要で、上下・左右・角度を毎回一定にセットしなくては商品にはなりません。しかもモタついてるとインクが乾いてしまうのでタイトさが必要。


Tシャツをセットしたら、その上に版を置きます。簡単に説明すると、版画と似た要領です(版画ってどんなだったか忘れちゃったけど)。印刷したい部分だけがメッシュになっていてそこだけインクが落ちてくれる仕組みです。


そして版がズレないようにこんな道具で固定します。
これも重要!ミリ単位の調整です。


ボディと版がガッチリセットできたら〜



 インクを置いて〜


この「スキージー」なるゴムと木で出来ている道具で均等にプリント部分にインクを伸ばします。
さずがに一人で両手使って作業して、同時に写真を撮るという芸当はできなかったので別撮影の写真。

お見せ出来なかった工程はまた今度紹介します。

インクを伸ばしたら、今度はスキージーの角度と圧力を変えてインクをメッシュの下に落とします。ってよくわからないですよね。。。

2〜3回この「伸ばす」→「落とす」を繰り返したら、、、


 版を外して速攻でドライヤー!
金持ちTシャツ工場は自動の赤外線照射器みたいなのがあるらしいですが、ウチはベスト電機一本!

ドライヤーで乾かしてる間に、
•版を水拭き
•版を乾拭き
•隣の台にセットしたTシャツに印刷

という工程を繰り返すんです。

で、今日刷ったのがコレ〜♪


今日の結果は自己採点で8枚合格、2枚失格!
失格の2枚は寝間着と練習用ボディになります、、、

色はかなりいい感じに出てくれましたね。
青みがかった黒が、グレーのボディに乗った事によって、紫と言うか茶っぽい感じになりました。今度ちゃんとしたカメラで撮ります。

印刷中のBGMは勿論これ〜♪



問答無用〜♪
Who's The Maaan With Masterplan♪

あー、マスタープランなんて全く無い適当オヤジですが、この商品は近いうちにちゃんと紹介させてもらいますのでよろしくです。

今から版製作に取りかかります。
皆さん良いサタデナイトを!!