2013/04/20

マリンショップ

石垣島は観光地です。
海開きは3月です。

この位の時期になると、ゴールデンウィークに向けてマリンショップさんの動きが活発になってきます。マリンショップとは、ダイビングやスノーケリング、船釣りなどに連れて行ってガイドしてくれるお店のことです。

例えば名刺を作ったり、スタッフ用Tシャツを新調したり、新しいショップがオープンしたり。新しいショップがオープンすると当然ロゴ作成、フライヤー作成、ウェブサイト作成などもすることになります。

SOUL FACTORYではその辺の仕事は全部受けられます(ウェブ構築は外注しますが、、)ので、ちょこちょこ仕事をいただきます。


今私がやっている仕事の一つなんですが、船の船首部分に掲げる船名表示のデザインをご依頼いただきました。

その船は、西表島のジャングルの中に数年放置されていて、それを石垣の大きなマリンショップが買い取って、ジャングルから引っ張りだしてきて、修理して船としての登録をし直そうとしている最中です。

「ドック」と呼ばれる船用の工場みたいなところに実物の確認に行ってきました。


















この写真だと小さく見えるかもしれませんが、20人以上乗れるデカい船です。

で、何の話かと言うと、この修理の現場には打ち合わせのために2回行ったんですが、以前ショップのスタッフとして紹介された爽やか系の若者が、2回ともドス黒い職人さんに混じって汗を流しながら作業してました。帰りに社長に「スタッフはみんなそうするのか?」と訊ねたところ、「ウチはスタッフ教育のために職人さんに無理を言ってそうさせてもらってる。」「ボロボロの状態で買い取ったところから、どんな苦労を経てお客様を乗せられる状態になるのか、自分の目で見させることで船への理解と愛着が湧くんだ。船は手をかければかけた分だけ必ず返ってくるもの。アイツはこの船がジャングルに捨てられてるところから全部を見てる。」との返答でした。

熱い話が聞けました。

何をして生きていくにしても、その心意気は見習いたいですね。